危機はそこまで来ているのに。

今回の裏金騒動、決着はこれからというものの、結局、大した動きとはならない見込みだ。
岸田政権は、最低の支持率を更新しつつ、しぶとく延命し続ける。
年末には、支持率10%を割り込むだろう。
しかし、政権交代を仕掛ける野党勢力もなく、ゾンビ政権が生き続ける。
もし逆転があるとすれば、今回パージされた安倍派メンバーが結束し、新リーダーを担ぎ上げるかだろうが、どうだろう。総裁選出馬に意欲を示している、高市議員や、青山議員を、一本化できれば、可能性は、なくはない。

マスコミは無視をするが、急激な円高が、一時的なものでなく、さらに進むとみられ、日本経済は、危機に直面している。

アメリ金利は、今後、5~6回、引き上げられ、そのたびに円高が進む。
今まで、円安不安をあおるばかりのマスコミは、この事態に、途方に暮れている。
更に、それに対応する政治勢力は皆無。財務官僚は、増税の好機と喜ぶだけ。

この騒ぎで、誰が得をしているかといえば、財務をはじめとした官僚たちであることは一目瞭然。
新年度に向けて、官僚のお手盛り予算が、審議もほとんどないまま、自民党、政府、国会を通過する。
官僚だけが利をむさぼり、そのしわ寄せは、すべて国民に降りかかる。