家宅捜索はあるのか?

裏金問題とは別に、柿沢前法務副大臣の自宅、事務所が東京地検特捜部から捜索を受けました。
しかし、一連の裏金問題では、いまだ、家宅捜索を受けた議員、関係者はいません。
果たして、家宅捜索、逮捕、起訴といった動きはあるのでしょうか?

東京地検特捜部の捜査は、議員本人、秘書、その他関係者の任意出頭による聞き取りから始めます。
場所は、東京都内のホテルだといわれます。
なぜ任意かというと、強制捜査、すなわち逮捕となると、23日以内に、起訴しなくてはならないからです。
警察の場合、逮捕後48時間以内に、送検しなくてはなりませんから、それよりは時間がありますが、動かぬ証拠があるか、本人の自白がなければ、起訴に持ち込むことは困難です。

今回、柿沢元議員の捜査もあり、裏金問題で、多数の議員や秘書を、同時並行で捜査
することは困難です。
マスコミは騒ぎ立てますが、多数を起訴し、有罪に持ち込むのは、むつかしいと思います。

このままいけば、起訴できる人数も、わずかです。
そうすると、今回集中攻撃を受けた安部派議員は、近い将来、岸田、麻生・宏池会メンバーに大反撃するでしょう。

ここ数日の動きで、大きく変わるでしょうが、裏金問題は、大山鳴動して鼠一匹という事態が濃厚です。